洋楽クラシックロック雑記帳

懐古趣味の70年代、大体リアルタイムの80年代を中心に思いつくまま。ほぼ備忘録

私と10cc (5) 長い空白とyoutube -Part2-

さてさて、どう検索しよう?
......と、急に昔録画していた「I’m Not In Love」が頭に浮かんだ。
久しぶりに見てみたくなり、関係ないけどそれから検索。

あった!
当たり前にめちゃくちゃ懐かしい。
が、それだけではなかった。
これまでの長い無関心がウソのように、再びこの曲が心に刺さったのだ。
自分でも意外だったが、周期を経て元の場所に戻ってきたとでもいうか、そんな感覚。
なんかしみじみ......


おっと、違う違う!
かわいいエリックを探さなければ。
とにかく手当たり次第に動画を当たる。

う〜ん、なかなか出てこないなー。
しかし、こんなニコニコしてる人だったんだ。

私のエリックへのイメージは早くも変わっていく。
クールで色っぽい、だけじゃない。
美形ぶりにも驚愕してしまった。

あと、エリックがギタリストだったとは!
ずっとボーカル、キーボード専任の人だと思ってた。
なにか、頭をどつかれたかのような(なんだその表現)衝撃。

他のメンバーのことも同様で(「I’m Not In Love」は変則パートでの演奏)、初めてそれぞれの本来のパート(皆マルチプレイヤーだからややこしい)での演奏を見たのだった。

考えてみれば私は10ccについてほとんど知らない。
それは私が知ろうとしなかったから。
バンド名の由来(1回分の精子×4人=10cc)に引いてしまい、そこで終わった。
だが今回、いろいろ見ていく中で真実を知ることになる。
なんとこの由来、ガセだったのだ。

本当の由来は、ジョナサン・キング*1の見た夢(ウェンブリー・スタジアムにかかる大きな看板に「世界で最も偉大なバンド10cc」と書かれていたという)から。

そうだったんだ!!(嬉)

どこかずっと引きずっていたドン引き感情が一瞬で吹き飛んだのは言うまでもない。
そうなるともう、なにかストッパーが外れたようになり、今になって10ccを知りたい欲求が静かに溢れ出してきた。
まずはエリック以外のメンバーのフルネームをきちんと知ることから(!)。
大まかな流れを駆け足で──なんというか、ちょっとした歴史の勉強みたいに──まあ、付け焼き刃ではあるけども。

しかし、つくづく便利な世の中になったものである。
ネットの情報を全て鵜呑みにするわけではないが、ともあれ知ろうとすればあっというまにある程度のものを知ることができるのだから。


......ん?
いやいや、また寄り道してしまった。
こんな調子ではいつまでたっても終わらない。
ペースを上げて再び動画のサムネイルをチェックしていく。
するとついに、えっ?誰!?と目を疑うほど(こんなことばっかり言ってるなオイ)童顔でかわいい人が出てきた!



*当然ながらLIVE本編も素晴らしい

10cc live at Hammersmith Odeon on 6 18 77


10ccの音楽性と同じく、振り幅がハンパないというか変幻自在というか(もう何が何だか)。
この度の捜索の中で、顔の角度や髪型などによってはかなり印象の変わる人だなあとは思っていたが、もはやそんな次元を軽く超えてきてのとどめである。
しかも容姿だけに限らず、なんかいろいろとかわいい。
そしてもちろん、絶対的に納得したのであった。
それにつけても疑り深いおばちゃんである(すいません)。


まあそんなこんなで、私なりの10cc愛もちゃっかり甦った模様 。
改めて曲の素晴らしさを感じ、バンド名由来の真実を知って呪縛が解け、さまざまなエリックのアーカイブでテンションが上がり……。 

エリックに関しては、かつてあんまり心に響かない写真しか見てなくて勝手にトーンダウンした前科持ちだが、今後はエリックそして10cc(ついでみたいに言うな)信奉者のはしくれとして悔い改め、これまでの長い空白を埋めていく所存である。  

というわけで、今後も度々登場してくるであろう10ccのこと、なのである。




✪おまけ✪


*バンド名由来についての言及もあり

Eric Stewart Interview 07/03/1981

*1:エリックの友人で、10ccがかつて所属したレーベル「UKレコード」の設立者及びプロデューサー