洋楽クラシックロック雑記帳

懐古趣味の70年代、大体リアルタイムの80年代を中心に思いつくまま。ほぼ備忘録

別バージョン (3)

*セルフリメイク セルフリメイクとは、過去に発表した自作品をアレンジ、再レコーディングすること。 今回はそれぞれのバージョンの曲への思い出やらを。 シカゴ「25 Or 6 To 4」(1986バージョン) www.youtube.com オリジナルは1970年発表、邦題は「長い…

別バージョン (2)

思い出すことの続き。 *ライブバージョン洋楽リスナーとして初心者だった頃。まず先に知るのはスタジオ録音された曲(オリジナル)の方が多かったし、とにかくオリジナルを地道に聴いていくことこそが王道。そんな基本思想(!?)の下、買い求めるのはもち…

別バージョン (1)

この直前の記事でほんの少しだけ触れかかった「別バージョン」。 今回はそれをお題に深堀りすることなく(出来ないだけ)、ただ取り留めなく思い出してみる。まずはいろいろな別バージョンから。 *日本語カバー初めて接した別バージョンといえばやはりこれ…

10cc 「Don't Turn Me Away」

なんだかんだ書き散らす前に。エリック・スチュワート(vo.gt.kb)が弾いていたのはフェンダーの ローズピアノ(Rhodes Piano)。私はずっとエレピ(エレクトリックピアノ)とだけ書いてきたが、今後はローズピアノとかローズとかフェンダーローズ、というふ…

或る日の小さい思い出

中1(1984年)の冬、私は熱を出して学校を休んだ。私が体調を悪くしたりするといつも面倒臭そうに対応していた母が、その日は珍しく優しかった。 りんごをすりおろしてくれたり、おかゆを作ってくれたり。 その上、何か要るもの、欲しいものはないかとまで訊…

Ratt あれこれ(6)

と、いうことで最後はメジャーでの1stアルバム「Out Of The Cellar」(1984年)。ずっと聴いてみたいと思いつつ後回しになっていたのが、中3になってから友達(熱烈なラットファン!)経由にてやっと聴くことが出来た。そういえば、ラットの名を一気に世に知…

Ratt あれこれ (5)

そんなこんなで1986年。この年発表されたラットの3枚目となるアルバム「Dancing Undercover」からの1stシングルは「Dance」。 www.youtube.com (ダ、ダンスって。軽っ!) 肩透かしみたいなタイトルに目が点となった。 以下はミュージックビデオ(以下MV)…

Ratt あれこれ (4)

未聴だったラットのデビューアルバム「Out Of The Cellar」(1984年)が気になりつつもなかなか手が出せず悶々としているうち、2枚目の「Invasion Of Your Privacy」(1985年)がリリースされた。 以下、当時に書いた文章からの抜粋。 1985年8月3日(土)私…

Ratt あれこれ (3)

ラットに関して目が眩(くら)んだかのようになっていた私。 その勢いでとある雑誌に手を出してしまう。「BURRN!」である。 話が逸れてしまうが私は初め、なぜかBURRN!が何なのかよくわからなかった。 中1だった1984年、洋楽情報番組「POPベティハウス」を見…

Ratt あれこれ (2)

ラットの音楽すなわち「Ratt’n’Roll」の真髄はミドルテンポにあり──。「Wanted Man」しか知らないくせにぼんやりとそんなことを思っていたような中1当時の私。 そして「You Think You're Tough」のミュージックビデオ(以下MV)で曲を聴いたとき、そのぼんや…

Ratt あれこれ (1)

ラットは中学時代に好きだったバンドのひとつ。 その時代の思い出をあれこれ雑多に詰め合わせてみようかと。 1984年秋。TVで見たミュージックビデオ(以下MV)を記録していたノートに “ラット「ラウンド アンド ラウンド」” と書いたことははっきり覚えてい…

The Police 「Synchronicity Ⅰ」と「Synchronicity Ⅱ」

2曲とも1983年に発表されたアルバム「Synchronicity」に収められており、私が最初に知ったのは「Ⅱ」の方。 www.youtube.com 楽器など様々なもので無機質に混沌と積み上げられた、なにか砦みたいな。 「ギターの砦」にはアンディ・サマーズが、ギターに骨があ…

10cc「Good Morning Judge」 (ミュージックビデオ感想)

少しだけこの曲の感想がある過去記事はこちら⬇ obachan1971.hatenablog.com 高3のとき(1989年)に聴いた10ccのベストアルバム「10cc Greatest Hits 1972-1978」で知り、「私の中の70年代ってイメージ炸裂!」と喜んでるような感想だった。 そもそも1972年か…

Pink Floyd「Live At Pompeii」(昔の感想)

1990年に書いた、ビデオ「ピンク・フロイド ライブ・アット・ポンペイ」(1972年の作品)の感想文。 何日かに分けて書いていて、ノートではひらがなを多用。 が、それでは意味がわかりづらいのでここでは漢字に直した。 1990年6月1日(金)感想(一部)5/31…

持久走のお供の曲

ある状況での思い出。中学校に入って最初の試練、それが体育の授業での持久走だった。 これが行われたのは1学期で、その中でどのくらいの期間続いたのか覚えていないが、とにかく毎回あったのだ。 授業のうちの大部分はぐるぐると走っていた。 時間になれば…

Kajagoogoo 「Big Apple 」

カジャグーグーは私の洋楽人生黎明期に知ったバンド。 もっとも、それは小5のときに買った日本のアイドル雑誌で紹介されていたのを見たというだけだったのだが。今回はすごく好きな曲のひとつ、「Big Apple」(1983年)のことを書いてみる。 www.youtube.com…

Eddie Murphy 「Party All The Time」(ミュージックビデオ感想+ちょっとRick James)

前回、ドン・ジョンソンのことを書いていて俳優つながりで思い出されるのがエディ・マーフィ「Party All The Time 」(1985年)のミュージックビデオ(以下MV)。 www.youtube.com 当時、エディはすでに超人気俳優としての地位を確立していたかんじ。 私も映…

Don Johnson「Heartbeat」(ほぼミュージックビデオ感想)

80年代に歌を出した俳優ということで思い出す、ドン・ジョンソン。ドンはアメリカの人気TVドラマシリーズ「MIAMI VICE」(日本でのタイトルは「特捜刑事マイアミ・バイス」)のソニー・クロケット刑事役(主演)として人気爆発。 薄手のシャツにパステルカラ…

初めての音楽雑誌

私が初めて買った音楽雑誌は「MUSIC LIFE 」(ミュージックライフ。以下ML)1984年10月号で中1のとき。 購入理由は当時ファンだったヴァン・ヘイレンの二人(エドワード・ヴァン・ヘイレンとデイヴィッド・リー・ロス)が表紙だったから。音楽雑誌を読んでみ…

Kate Bush 「Wuthering Heights 」

1985年、中1の終わりぐらいのときのこと。夜更かし禁止を母から言い渡されていたせいで、夜11時30分から始まる洋楽ミュージックビデオ(以下MV)がたっぷり流れる魅惑的な音楽番組「MUSIC TV」を堂々と見ることが出来ず、こそこそと見るしかなかったにも関わ…

Dokken 「Burning Like A Flame」

アルバムは「Back For The Attack 」(1987年)。 タイトルがすごくかっこいい!とか思ったな〜。 で、この曲もかっこよくてミュージックビデオを見て更にテンションが上がった。 www.youtube.com 私の好きなバンドの中に大体いつもドッケンがいた頃。 以下…

Pat Travers 「Snortin' Whiskey」

アルバム「Crush And Burn」(1980年)の中の1曲。私が知ったのは高2のとき(88年)、当時見ていた洋楽情報番組「ピュアロック」(ハードロック/ヘヴィメタル系)にて。 何が流れるのかは事前にわからなかったので、いつでも録画出来るようスタンバイした上…

MTV : Music Television

アメリカに「MTV」という24時間ずっとミュージックビデオ(以下MV)を流すチャンネルがあるということは雑誌でちらっと読んで知っていた。 それが中1のときで、そういうのってなんかすごいカッコイイしうらやましいなーと思っていた。 そんなシステム、日本…

Eurythmics 「Sweet Dreams 」「Here Comes The Rain Again」*1984年の思い出*

この2曲を聴くと中学に入る直前のことがふわっと出てくる。中学生になるということで心機一転、文房具類も一新しようと小学校を卒業してからの休みの間、文房具店などいそいそと物色行脚。そのうちの一軒である、こじんまりとしたファンシーショップ。旺盛な…

Van Halen 「Jump」/「House Of Pain」*1984年の思い出*

初めてファンになったバンド、それがヴァン・ヘイレンだった。理由は至って単純。 ギターの人(エドワード・ヴァン・ヘイレン)がかっこよかったから。 小学校生活もあと少しで終わり!という1984年、冬か春のある日のこと。妹が家の外で遊ぼうとか言ってき…

エアチェックとカセットテープ −Part2−

カセットテープのこと、続き。カラ(何も録音していない状態)のテープの録音始めは注意が必要。透明フィルム部分は録音不可なので、自分でちょうどよいところまで少しだけ先送りしなければならない。 先送りというのは、この辺りから録音出来るという箇所近…

エアチェックとカセットテープ −Part1−

ラジオをただ聴き流していることがもったいなく感じる。レコードはそうそう買えないからこそ流れてくる曲を捕まえたい。 それに、カセットテープで録音するということにも興味があった。そんな中1の春。 レコード店に置かれている様々な種類のカセットテープ…

ラジオ再び

小学生の時にはまるでお手上げ、さっさと保留にしたラジオ。 obachan1971.hatenablog.com それが中学生になってあっさり解決した。 それまで家になかったラジカセの出現で。多分、母が買ったのだろう、いつの間にか家にあった。とにかく、それまではっきり言…

Quiet Riot「Cum On Feel The Noize」*1983年の思い出*

もしかしたら1984年のはじめ頃だったかも。 ともかく、小6の時だったことは覚えている。 www.youtube.com このミュージックビデオ(以下MV)に一目惚れした。 メンバーにではない。 その、メンバーが出ない方の映像に(失礼だなー)。 クワイエット・ライオ…

Eric Stewart 「Make The Pieces Fit」

ウィキペディアによると、この「Make The Pieces Fit」は元々10ccのアルバム「Look Hear?」(1980年)のために書かれた曲らしい。 が、最終的にこの曲は同年発表されたエリックのファーストソロアルバム「Girls」(同名タイトルのフランス映画のサウンドトラッ…